Amelie

月のキャット・ウーマンのAmelieのレビュー・感想・評価

月のキャット・ウーマン(1953年製作の映画)
2.3
正直全くついていけませんでした。時代背景的に技術面の粗さはしょうがないしむしろ味になっているとしても、ストーリー展開がいささか雑だったように思います。冒頭はSFサスペンス的にほどよくちょっとした謎を積み上げてくれているのでこちらもどんどんその後の展開に期待するのですが、後半に差し掛かったあたりで急にメロドラマ的展開になり、そこまで積み上げた謎を中途半端に回収しないまま終わってしまいました。途中でその切り替えをするのだとしても、最後はちゃんと冒頭のSFサスペンスに戻ってまとめてほしかったなと思います。登場人物に特に魅力を感じなかったし、その他ディテールもかなりガバガバなように感じました。ただ、映画の前提となっている発想自体はおもしろかったと思います。
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