はせ

ザ・ビッグ・ワンのはせのレビュー・感想・評価

ザ・ビッグ・ワン(1997年製作の映画)
-
1997年。マイケル・ムーアは新刊著書『Downsize This!』宣伝のため、サイン会と講演で全米の都市や田舎町を飛び回る。ついでに現地で大量解雇をした大企業にアポなし取材を敢行してドキュメンタリーを作ってしまった。

人件費の安い海外に拠点を移して国内労働者を見捨て、さらにはタダ同然の人件費で囚人をコールセンターの職員に雇うなどなど、利益を追求する大企業の暴虐を暴いていく。自由競争ならば何をしてもよいのか?正義や民主主義は貧しい人々には何ももたらさないのか?考えさせられる作品だった。軽快なノリだけど。

ムーア「アメリカ合衆国なんて名前は古臭いよ!イギリスなんてグレートブリテンだぞ。全然グレートじゃないのに!もっとバカにもわかる名前じゃなきゃ!」
ラジオDJ「じゃあどんな名前がいいんですか?」
ムーア「ザ・ビッグ・ワン(デカイの)。」
はせ

はせ