ザ・ビッグ・ワンの作品情報・感想・評価

ザ・ビッグ・ワン1997年製作の映画)

THE BIG ONE

製作国:

上映時間:91分

3.5

「ザ・ビッグ・ワン」に投稿された感想・評価

久しぶりに鑑賞シリーズ。
企業にアポイントなしで突撃取材をする姿は過激なYouTuberの先駆けのようだが、ただ闇雲に突撃するのではなく、確かな知識と信念で詰めていくため、企業側の詭弁や屁理屈が目立ちアメリカ社会の闇を炙り出している。

出番は短いものの、ナイキのCEOの場面がハイライト。
kiko

kikoの感想・評価

3.6
22年前の作品だけど、古さ感じず興味深い。新刊出版に伴い、講演・サイン会で50日間47都市を回ることになったマイケルムーアが訪れた地域での問題に向き合うドキュメンタリー。大企業の工場で働く地方都市の労働者。本部からビデオで知らされる突然の工場閉鎖。解雇、低賃金、等で憂う労働者の声を拾い上げ企業に痛烈に物申していく姿勢がいつも好感。常に検証と結果をオープンにし、作品として公開してるのもいい。小さな町の本屋の従業員が口にした適当発言でさえも全て検証していく笑
ミルウォーキーにある車の内装部品を製造する大手企業は、更に儲けるため人件費が安いメキシコへ(当時で時給80セントで雇うらしく‥え?(゜o゜;)80セントって‥。ミルウォーキーから撤退。解雇日前日に従業員へ通達し大量解雇→マイケルムーア企業へ乗り込む→担当者へお宅の会社の経営状態が心配です。街から撤退しないといけないほど経営が大変なんですね。と代表にメキシコの労働者の時給80セントの小切手渡す。&繁栄していても労働者を簡単に切り捨てるミルウォーキー最大のレイオフ賞の賞状を手渡し。ワハハハ。
ナイキへも乗り込み会長にガンガン斬り込んでいき痛快でした。
ちなつ

ちなつの感想・評価

3.5
マイケルが、自分の本のプロモーションツアーをすると同時に、大きなレイオフをしている会社にその正当性を追求する話。

ちょっと、これだけ見ちゃうと、ナイキがひどい会社にも見えなくないが、私は資本主義である限り、工場が海外に行ってしまうのは止められないことではないかと思う。むしろ、これは政府がなんとかしないといけない問題なのでは、と思うもん。

でも、政府はより多くのお金を得るために大きな企業を歓迎し、甘い扱いをする。悪循環だ。

この不幸なサイクルは本を正すとどこから始まっているのだろうか。

アメリカと言う機械の闇が見える。。。

本当に、中層階級が多い日本、健康保険のある国日本、犯罪者が少ない日本は、素晴らしい国だと、比較すると思わざるを得ない。
ザン

ザンの感想・評価

3.8
これを見て以降ナイキ製品を買うのを少し敬遠している自分の何と単純なことよ。
はせ

はせの感想・評価

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1997年。マイケル・ムーアは新刊著書『Downsize This!』宣伝のため、サイン会と講演で全米の都市や田舎町を飛び回る。ついでに現地で大量解雇をした大企業にアポなし取材を敢行してドキュメンタリーを作ってしまった。

人件費の安い海外に拠点を移して国内労働者を見捨て、さらにはタダ同然の人件費で囚人をコールセンターの職員に雇うなどなど、利益を追求する大企業の暴虐を暴いていく。自由競争ならば何をしてもよいのか?正義や民主主義は貧しい人々には何ももたらさないのか?考えさせられる作品だった。軽快なノリだけど。

ムーア「アメリカ合衆国なんて名前は古臭いよ!イギリスなんてグレートブリテンだぞ。全然グレートじゃないのに!もっとバカにもわかる名前じゃなきゃ!」
ラジオDJ「じゃあどんな名前がいいんですか?」
ムーア「ザ・ビッグ・ワン(デカイの)。」
けっこう笑えた。そして資本主義の限界ってどこだろうと考えさせられた。ホセ・ムカヒを思い出した。
Cezan

Cezanの感想・評価

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michael moore「イギリスは、グレートブリテンと言ってる時点で自国のブランディングに成功してるよな??全然、グレートでも何にもないのに。

アメリカはどうだ?United States Of America??なにかの決め事みたいだよな、United States Of America。。おれがアメリカの国名を決めるとしたら?

う~ん、The Big One..!! where do you come from?? The Big One! かっこいいだろ?」

ということでタイトルは『The Big one』

テーマはいま日本でも話題沸騰中の世代間格差と労働問題について。

ナイキ社長のバカさをわずかな時間だけで露呈させる見事な芸当。

「大企業や金持ちは金を儲けるならその分を恵まれない人間(つまり貧乏人)に再分配しろ」 「政府や政治家は真実(本当の意図)を隠して世論を誘導するな」 「マイノリティー、社会的弱者を圧殺するな」

のちのムーア作品の三本柱となるこの主張を洗練させる過程も垣間みれる名ドキュメンタリー。
skip

skipの感想・評価

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成功企業が競争原理で拠点を海外移転し失業者が発生する。どこまで利益を追求するのか。雇用者に分配できないのか。しね株主。という単純なマイケルムーアの話。全面賛成だけど繰り返しだし極論だしもはや中傷だし今回切れ味鈍くないか。

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続き、企業vs労働者を独特の語り口&アポ無し突撃取材で取り上げるマイケル・ムーア。
ドキュメンタリー作品でありながら「ロジャー&ミー」よりも笑える場面が多くあり、飽きさせない構成も上手くなっている。
相変わらず無茶な取材を続けるけど、企業論理によって不当な扱いを受けている労働者を取り上げる姿勢は感銘する。
労働者からは心強い味方、企業からはとてつもなく邪魔存在だろうw
今回の話の主軸はマイケル・ムーアが出版した本のプロモーション活動だが、その行く先々で同様の雇用問題が起きていることは興味深い。

「ビジネスマンがこう僕に言う、『企業は株主に責任があるから利潤を追求する、株主が米国を支えてる』、そんな訳あるか、ここは民主主義の国だ。
合衆国憲法を読んでも“株主”なんて言葉なんて出てこない。あるのは“人民”という言葉だ。」このマイケル・ムーアの講演での話は、まったく持ってその通り。
利潤のみを追求する企業の罪は重い…。