このレビューはネタバレを含みます
未DVD化作品。
所有VHSにて。
辛うじて聖林黄金期の残り香をまとうトム・セレック主演のオージーウエスタン。
90年生というだけあって軽薄かつ清潔感溢れる西部劇。
あ、でも改めて観たらオーストラリアが舞台なだけあって蠅は頑張ってたNE。
内容よりも「シャープスが主役の映画」と古式銃マニアに言わしめたバイブル的一本で、「ウィンチェスター73」系譜の狙撃メインのウエスタン珍品。
シャープスライフルは別名バッファローライフルといい無印RDRの最強ライフルだったね。
実際1000ヤード先のインディアンを撃ち抜いた記録が残ってる神器なんやで。
トリガーを軽くし命中精度を上げる為のダブルトリガーや、リアタングサイトの細やかな調整など、とにかくシャープスディテールをキッチリ描写してる。
他にも特注カートリッジ作成シーンやシャープス以外でも1851のパーカッション装填シーンでモタついたりとストーリーは大味なのに銃器描写だけはどうかと思うほど細やか。
1キロ先のバケツを撃ち抜くスナイパー募集面接シーンはもはや伝説(つべで観れる)。
「トマホーク ガンマン&食人族」を観た後だと優しいはずのアボリジニがめっちゃ怖く感じる不思議。
DVD化してよー(懇願)