【田舎町を彩る一輪の百合の花】
可愛すぎて驚愕したクロード・シャブロル監督の「引き裂かれた女(2007)」のヒロイン、リュディヴィーヌ・サニエさんお目当てで鑑賞いたしました。
ジャンヌ=マリーさん役のジュリー・ドパルデューさんもお綺麗でめちゃめちゃ気になりました。
それにしてもキャストが豪華ですね。
オープニングクレジットの映像と劇伴の完成度が高すぎて感激。見惚れる。
リュディヴィーヌさんも安定に可愛い。
定期的に美女を摂取しないと生きていけない体質なので初っ端から彼女のヌードが拝めて神展開だったー♬
ミレール監督ありがとうございます。
映像だけでなく言葉の紡ぎ方も美しかったです。
"君は現実から逃避し
永遠を追い求める…"
"新鮮な水のように純粋"
こんな素敵な名言を聞けて耳も幸せ。
アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」を原作とした作品だそうで、だから海辺の町を飛ぶかもめのカットが多様されていたのですね。
終盤の劇中劇の演出がかなり素敵で上からのショットが癖になる。
何度も繰り返し観たくなります。
その場に居る人達の表情も興味深くて想像が膨らみます。
年月が過ぎることによる感情や状況の変化、そして過去の心の傷を受け入れ成長することがテーマなのかな?
うっとりするような美しい映像と気持ち悪い人間関係のパラドックスな組み合わせ。
私がよく観るタイプのフランス映画の王道という感じで凄く楽しかったです。