ダーク・スティールの浦島タカイキのレビュー・感想・評価

「ダークスティール」は、数あるノンフィクションを背景にした作品や、警察内の問題を題材にした映画の中では実直且つ無骨であり、特別に際立つ演出を見せない若干の派手さにも欠け、チープさも漂うが、全編通しての流れに澱みがなく、人種間問題で程よく緊張感を保っており、退屈をさせない。感銘を受ける演技場面は少ないが、ラッセルやレイムス等の配役も評価に値するし、ラストカットもしっかりとつけられている。