Rita

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティのRitaのレビュー・感想・評価

4.0
本当に大切なものを見つける少女の成長を描く。

13歳の誕生日を迎えたジェナは、"リッチで気ままな30歳"に憧れていた。友人のマットが作ったドリームハウスに願いが叶う粉を振りまいたことをきっかけに、心は13歳のまま突然30歳の大人になっていた。それも憧れていたリッチで気ままな30歳。理想な大人になったことで人生で大切なことに気づかされる。

ファッションが奇抜で可愛い。「ビッグ」のように大人になりたいと願う子供が姿だけ大人になってしまうファンタジック・ラブコメディなんだけど、大人になることで学び成長する様子が好きです。ドキドキしたり切なくなったり幸せな気持ちになる素敵なお話。

ジェナがパーティで「スリラー」のダンスにマットを誘ってみんなと踊るシーンが楽しい。「後ろのハンサムが見つめてるわよ」というルーシー。振り向くジェナ、後ろには確かにイケメンくんが。♡

ジェナが"理想の30歳"になるまでの代償に自分が酷いことをしてきたことによって胸を痛ませるシーン。Billy Joelの「Vienna」が流れてきたの好き。

ジェナがマットをカメラマンとして雇い、仕事も順調で仕事終わりに買いに行ったラズルを食べて下の色を見せ合ったり、ブランコ勝負で負けたらディナーの約束をして、そしてキスもした。幸せそうな2人が愛おしくて夢のようだった。

結婚式の日、2人はお互い気持ちを伝えあった後、もう一度マットはドリームハウスをジェナに渡し、泣きながらジェナは自分の気持ちを知る。13歳に戻ったジェナはマットにキスして、大人になった2人はハッピーエンド!幸せな人生は目に見えない。過去の過ちはやり直せない。手放すのも掴むのも自分次第。
Rita

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