GW最終日。明日から仕事ということで
戦う女性を観たくなりました。
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「己の感情など戦場では無意味
感情なければ己でいられない」
ムーランは戦争を通して、
戦いに強いひとりの女性から
心の弱さを越えて真の強さを得て
国と仲間を守る誇り高い将軍になる。
戦場で、己の感情という枠を越えて
己でありながらさらに大きなもののために志もって生きるようになる姿に
心臓がふるえる思いだった。
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女としての12年間を封じ、使命に徹する生き方。尊敬と感謝とやりきれなさと、、私にはなんともいえない。
鎧をぬいだとき
帰郷したとき(12年ぶり、?)に鏡をみて髪を下ろし、自分の顔にふれたとき
機織機をなでたとき
どんなきもちだったんだろう
そんななかでも戦場でウェンタイとムーランが想いを交わす場面が素敵だった
ウェンタイが自分の血を與えてでもムーランを回復させていたところ
ウェンタイが甲を被せてくれる瞬間のムーランの手
ムーランの戦いへの決心と恐怖との葛藤をみて命を引き渡すウェンタイ
最後まで誰かのために生きるムーラン
村をでたときすでに結婚適齢期
それから12年。戻っても結婚はきっとできない。
このまま皇帝のもとで武士であることもでにたのに
病気のお父さんのところに戻る。
村にウェンタイが来てくれたときも。
それでも「あなたの存在が私の生きる勇気。」は最高の愛の表現
彼への想いがあるから、
個人の幸せを追うことをしなくとも
彼女は生きていけるんだろうと思う
己の感情はあるけれど、
それよりも大切にしたいものを守るのが彼女の生きざまなんだな
どんなに感情をなくそうとしても、
大切な家族仲間国を守ろうと人を想うきもちは消せない