Kentaro

アナザー プラネットのKentaroのレビュー・感想・評価

アナザー プラネット(2011年製作の映画)
3.8
ジャケ写と雰囲気で「メッセージ」のような知的な宇宙物を想像してましたが、かなり重い内容でした。

宇宙ものではほとんどなく、一人の女性の主観から映したヒューマンドラマです。
若さゆえの罪を犯してしまった女性が自分の心と向き合う話です。
その一つ一つのセリフや行動が生々しくてリアルです。自分がこの状況に陥ってしまったら果たして本当にこの行動を取れるのかとか色々考えちゃって。。
罪を告白、克服することの重さがすっごく伝わってきました。

そして一方着々と地球に近づいてくるもうひとつの地球。彼女にとってこの第2の地球は現実逃避の場所でしょう。しかしラストの展開には、「ローダ、よくやった。」と言ってあげたくなりました。
スッキリすると同時に先がかなり気になるラストでなかなか新鮮でした。
また時間を空けてから見返したい作品です。
Kentaro

Kentaro