カント

ファット・ガール 愛はサイズを超えるのカントのレビュー・感想・評価

4.1
おデブあるあるコメディ。
価値観の逆転。 

物語の主人公って、何らかのコンプレックスを抱えてるもの。それはバカだったりチビだったリ、ケンカに弱かったりブスでモテなかったり。
コンプレックスに打ち勝つ為に努力するのが物語の醍醐味だけど、本作は根底から違う。

主人公おデブのジャズミンはデパートの洋服売り場で働いててデザイナー志望。
デパートのXXLサイズの洋服が可愛くなくてウンザリ。

ある日、いとこのミア、同僚のステイシーと旅へ。
旅先で出会った男性は、ナイジェリアの医者のイケメン。
ナイジェリアでは豊満な女性ほど社会的地位が高く!美と豊かさと、高潔な人格を表す。
なので、ナイジェリアの医者仲間からモテモテのジャズミン。

おデブ映画と言えば…
パラダイス3部作「愛」では、豊満女性の経済面を愛に換算する悲哀だったけど、本作は完全に、おデブを讃える価値観の逆転。

おデブな同僚ステイシーも、一緒にモテモテで!その身も心もオープンになっていく姿態はグラマラス!

はっきり言ってВ級ですが(笑)
プランパーファンには極上でした。
2015-10-13
カント

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