愛されるべきZ級ゾンビ映画
謎の風に吹かれて人間が皆ゾンビになってしまう
次々とゾンビ化する農夫たち
それをバカップルのジェフとジュリーが追う
一方、米軍のサンダース将軍はゾンビ壊滅のため、大統領に核兵器使用許可を依頼するが…?
この映画を一言で表すなら
『日常ゾンビ映画』
斬新すぎるゾンビ像!
このゾンビ共…なんと喋る(笑)
そして作中のゾンビは主人公たちに殺意が全然無く襲って喰おうともしないのだ…!
逆にゾンビの奥さんから夕食のパスタをご馳走に誘われたりする
人間に話し合いを求めてくるゾンビもいる
ゾンビ化した主人公の父が中々面白くて
なんと主人公にゾンビ化を催促する(笑)
それにブチ切れて
『芸術家になれだの農夫になれだの散々僕の人生にレール引きやがって!今度はゾンビになれだ!?』と反論する主人公
人間時代と同じような親子喧嘩が始まる
そう、このゾンビたち面白いことに人間時代と全く同じなのである!
多少動きがぎこちなかったりするが、記憶も生前のを引き継いでいるし…普通に人間と会話するし…
ラストも人間の時となんら変わらないゾンビたちの日常が続くという
流石、アメリカ南部民(テキサス民)だ…
逆に人間(軍人)サイドは中々風刺的な部分があって、話し合いを求めるゾンビを武力行使したり核で粛清しようとする
それから、その展開には衝撃のオチがあって…
なんとあのバタリアンがパロったのではないか!?と思わせるラストに…!
Z級映画ならではの意味不明なシーンもアリ!
軍人が会議をするシーンの間に
『女性が叫び声を上げる』
カットが唐突にブチ込まれる!
特に女性がゾンビに襲われてるとかじゃない、マジでただ大声で叫んでるだけ…
意味不明すぎて不気味なんだが…😂
一番好きな場面はゾンビ化した友人が主人公にゾンビになることを勧めるシーン
『今後のこと考えるとゾンビ化した方が色々と有益だよ』
と論理的思考で交渉するゾンビ(笑)
その後カンフーごっこを唐突に始める…!
こんな緊張感ゼロのゾンビ対面シーン初めてだ…
凄くほのぼのするんだけど…
Z級クソ映画だけど個人的に好きな作品