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愛する人のコロピのレビュー・感想・評価

愛する人(2009年製作の映画)
5.0
母親ってなんでしょう、母になる。というカンジでした。
生み育てられなかった母親、生む母親、生まず育てていく母親の3つのお話を絡め「男なんて脇役」とは思えないとてもいいカンジのサミュエルというかサミュエルをいいカンジに「父親」にも「男」にもみせていて「父です」とふざけた紹介をしつつ男扱いし、なのに「父親」にしかみえずなのにあの訪ねてきた時には誠実な男性にしかみえないサミュエルにナオミったらもう自分に気づいちゃってもう!な、ナオミワッツとのサミュエルにもおおお!です。
女性陣三人にそれぞれの男性があり、「男なんて脇役」ではなく女性を自立させる大切な人たちでした。強くあろうとする男性ってのはなんちゅう優しいんだろうとホントにどちらでもいいからつき合いたい是非ともつき合わせてくれと言いたいです。
「母になる」は、子の存在は勿論、いつもニコニコどちらかといえばそろそろ頼りない自分の方が社会では一人前かもと思いだし始めたのに「いい加減にオトナになりなさい!」と叱ったあのお母さん、「ああ、母親になるってのは母親と子どもに教わるのが一番近道」と、わたしの母みたいで自分をみたみたいで思い出し泣き笑いでした。
いまこの時に観たからいろんな意味でよかったんだろうなと思いました。
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