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ハサミを持って突っ走るのfmofmojimoのレビュー・感想・評価

ハサミを持って突っ走る(2006年製作の映画)
4.0
まともが何かわからなくなる。

詩人願望がある母親のディアドラに育てられたオーガスティンの世界の中心は、学校や友達よりも母親だった。
13歳の時、ディアドラは精神科医フィンチにかかるようになり、先生に勧められるまま離婚し、オーガスティンをフィンチの養子にする。相談もなくいきなりフィンチの家で暮らすことになったオーガスティンだが、養母アグネスはドッグフードを食べながらホラーを見る日々で、長女は何でも神に頼る万年処女、次女は破天荒な不良、養子の長男は写真家志望のゲイで、家は荒れ放題でまともでない家族との生活が始まった。精神を病んで悪化していく母親、連絡を拒否する父親、13歳にして保護者を失ったオーガスティンが、もがきながら成長する話。

変人ばかりの話。その中のまともな部分を必死に探してしまう。
出てる俳優が、また、好き。
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