MikiMickle

死神ランボー 皆殺しの戦場のMikiMickleのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原題「combat shock」1984年

トロマ、トロマッ、トロマッ♪♪♪
ウキウキ!!
どんな感じで笑わせてくれるのかなぁ♪って期待してみたら、なんじゃこりゃ~~
鬱映画じゃないかぁ!!ズーーン………
風邪で朦朧としてる私にはヘビー!!やっちまった!!



ベトナム帰還兵のフランキー。薄らハゲロン毛。
ボロい家に奥さんと子供と住んでる。
子供は奇形児で、ゴム人形みたいなんだけど、ビー玉みたいな目をしていて…(もちろん作り物)
家に食べ物なんてなくて、責められて、プラプラと外へ。
ドラッグディーラーチンピラに金返せと小突かれて、職安に並んでも不況のせいで仕事はもちろん無い。

友達はドラッグ中毒で、またお金をせびられるがもちろん無い。その友達もどうしようもなくて、ひったくりしたお金でドラッグ買って、注射器ないから腕切ってドラッグ塗り込んで、お陀仏。

家では、また奇形児が泣いてて、奥さんはシリアルの粉みたいなのを水でふやかして子どもにあげてる。

フランキー、いまだにフラフラと町を歩いてて、売春してる女の子がいたり(タクシードライバーへのオマージュ? この映画、ホラー版「タクシードライバー」らしい)

で、結局、ムショに入った方がましだとひったくりをする。が、またチンピラに追いかけられてボッコボコ。

フラフラしてる間に何度もよみがえる、ベトナム戦争の記憶。長年捕虜にされていたため、記憶障害とPTSDを患ってて、精神を病んでる。

ひったくりした時に手に入れたピストル持って帰宅。奥さんバンッ、子どもバンッしてオーブンに入れる。
そして、自分の頭もバンッ………

キャッチコピーは「引きこもって生きるか、誰かの為に死ぬか、俺が決める!!」
ギャ~~!!誰のためでもなく、決めちゃったぁ……あちゃ~~

しかしながらそこはトロマ!!
ちょっとは笑わせてももらえましたw
今回のトロマ節。

奥さんにご飯がないと責められて起こされる主人公なのに、隣にはもう起き上がってていないはずの奥さんが寝てるという映像の使い回しっぷり(笑) いやいやいやいや(笑)映像の使い回しは見慣れたけどさ。

ベトナム戦争の爆弾落としたりする映像は、実際の資料映像(笑)さすが!!安く済ませてますね♪

ベトナム民兵に追いかけられてるシーンは、おもいっきりアメリカ~~ンな林(笑)

こんな話なのに、音楽はシンセサイザーでノリノリ(笑)
赤ちゃんの泣き声もシンセ。 気持ち悪いよぉ~

赤ちゃん、ナイス!!「イレイザーヘッド」的な♪

ベトナムでの死体がなかなかグロくて巧い

さすがトロマ………
こんなのも作っちゃうトロマ
真面目な映画なのに薄ら笑いしちゃうトロマ……

監督はバディ・ジョビナッツォ
MikiMickle

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