このレビューはネタバレを含みます
原作と「魔女がいっぱい」を観た上で観賞。
「魔女がいっぱい」よりも原作に忠実で、
映像としても面白い。
CGを使用せず、アニマトロニクスによる
可愛らしいネズミが見れます。
大魔女の再現度も原作に忠実で
美しさより恐ろしさが目立ち、
倒さなくてはならない相手として不足が無い。
原作からの改変点として
大魔女に秘書が付き添っている所だ。
原作でのラストは
世界中の魔女たちを倒しに行くところで終わるが、
主人公はネズミのままだった。
しかし映画では
世界中の魔女を倒しに行く計画をしてる所に現れ、
主人公を人間に戻してくれて終わる。
一本の映画として考えると
この変更は功を奏してると思う。
子供にも分かる明確なハッピーエンドを
映像にする事は良い事であり、
魔女の中にも良い魔女がいるという選択肢を
きちんと説明する事で、観る側に救済効果を
もたらしてくれる。
原作では、主人公は祖母が大好きで
ネズミである事を寧ろ喜ぶ箇所があるので、
あと5分で良いから尺を伸ばして、
その様なシーンを入れてくれれば良かった。