極楽蝶

ぐれん隊純情派の極楽蝶のレビュー・感想・評価

ぐれん隊純情派(1963年製作の映画)
4.0
増村保造監督作品の中の隠れた傑作だなぁ。
初めの方の新宿辺りのチンピラの話の部分はともかく、そのチンピラたちがドサ回りをはじめてからどんどん面白くなっていく。後半で町の権力者に芸人なら芸人らしく芝居で対抗するなんて爽快だった! 旅芝居の座長と町の有力者である大病院の娘と恋愛という、料理の仕方が良くないと凡作になりそうな話を快作に仕上げた増村監督に拍手ですねぇ(笑)
出番は多くはないけどミヤコ蝶々がいい味出してます。この作品の最優秀俳優かなぁ。
それにしていも、身分とか憲法とか平等とか出てくるのは、時代をよく映した内容だなぁと感じた。
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