極楽蝶さんの映画レビュー・感想・評価

極楽蝶

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破戒(2022年製作の映画)

3.0

ストーリーは悪くはないが2時間のテレビドラマを観ているようで、そこのところが低評価の原因。大袈裟で不自然な演技と重要なシーンで興ざめの音楽がいけない。
「破戒」の人物設定の妙は、丑松など差別を受けてい
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肖像(1948年製作の映画)

4.0

戦後、日本が民主国家に向かうための教育的内容を含んだ佳作。
今回は国立映画アーカイブの企画展「脚本家 黒澤明」を見学した後に何を観ようか考えた結果、脚本黒澤明、監督木下恵介のこの作品は観たことがなかっ
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喜劇役者たち 九八とゲイブル(1978年製作の映画)

2.5

昭和のストリップ文化を記録した(ドキュメンタリーではないけど)貴重な作品ですねぇ!!
この作品はストーリーよりも苦楽芸振(タモリ)の個性的なコメディとそれを見事に受け止める芸利九八、別名港金一(愛川欽
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地獄(2009年製作の映画)

4.0

アンリ゠ジョルジュ・クルーゾー監督の未完の作品「地獄」の残されたフィルムと台本、僅かに残っていた音声、そしてスタッフへのインタビューから、この未完の作品の制作過程を追ったドキュメンタリー映画。現代の俳>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

2.5

ストーリーや演出は粗野な感じがするけど、CGなどがない時代に特殊撮影を駆使して作られた作品であることに価値があるのかなぁ!? ストーリー展開を楽しむよりもどのように特撮撮影が駆使されたかを楽しむのが良>>続きを読む

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと期待外れだった。
「ラスト20分間、圧巻の感動!」とか「感動で、あなたはもう席を立てない!」とか「予想外のラストが、あなたを待っている。」などど宣伝していたので興味を持ったけど、そこまで凄くは
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「エロ事師たち」より 人類学入門(1966年製作の映画)

4.0

これまでの日本映画の定石を打ち破るような今村昌平監督の独自のスタイルを感じる佳作。人間の欲望をユニークなテーマ設定で描いているねぇ!!
昭和30年代後半の庶民の生活や大阪の街並みも、今となるとこの作品
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チャップリンのニューヨークの王様(1957年製作の映画)

3.0

第2次世界大戦後、自由主義世界のリーダーとして君臨しているアメリカ文化を大いに皮肉った作品。そのため、チャップリンのコメディの中に、文明や権力者やブルジョアへの皮肉を求める人には面白くない作品になって>>続きを読む

チャップリンの給料日(1922年製作の映画)

3.5

テンポの良い軽快な身体表現で労働者(今ならサラリーマンだろうねぇ)の悲哀を描いたコメディ。
レンガを次々にキャッチする場面やステッキでくし状の側溝の蓋を突く場面はお見事!! 自宅に帰った時のネコのシー
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街の灯(1931年製作の映画)

5.0

不朽の名作!! 僕の大好きな映画のひとつ。前回観たのは確か数年前、すみだトリフォニーホールでの生演奏での上映会だったなぁ。
感動的なラストシーンがあまりにも有名ですねぇ!! 目が見えるようになった花売
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ライムライト(1952年製作の映画)

4.0

映画も良いけどテーマ曲「エターナリー(テリーのテーマ)」が印象深い作品ですねぇ!!
チャップリンが60歳を超えてからの作品で、素顔のチャップリンが観られるところがユニーク。チャップリンが生活者としてコ
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巴里の女性(1923年製作の映画)

3.5

チャップリンが監督した作品の中では異色。チャップリンが主演していないだけでなく(ちょい役でいるようだけど気づかった)、コメディの要素はなく、悲恋のシリアスなドラマ作品。
フランスの田舎町で暮らす青年ジ
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チャップリンのゴルフ狂時代/のらくら(1921年製作の映画)

4.0

この作品以降に発表されるチャップリンの長編映画のエッセンスがたくさん詰まった大いに笑える佳作。
金持ちだけどおっちょこちょいの男と貧乏な紳士(共にチャップリン)が入れ替わる設定は「独裁者」を、仮装パー
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

主役で人気ボクサー・ジェイク・ラモッタ役のロバート・デ・ニーロの現役時代と引退後の身体つきの変化にビックリ。役づくりもここまでくると苦行だねぇ(笑)
この作品は、アメリカの伝説的な人気ボクサー・ジェイ
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

5.0

アニメーションであることを忘れてしまう新感覚の驚くべき作品!!
特に、登山のシーンは実写を、それもドキュメンタリー作品を観ているような錯覚に陥ってしまった!! そのドキドキ感は先日観た「アルピニスト」
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杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦(2022年製作の映画)

4.0

人間と自然の関係を考えさせる佳作。
この作品を観て感じたことは、近年の自然災害の原因って「地球温暖化だけなのぉ」と思いましたねぇ! コンクリートなどで水と空気の流れが阻害すると災害を引き起こす原因にな
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.5

パンチの効いたアイロニーをたっぷりとまぶしたコメディ映画の秀作!! 殺人の場面のない殺人犯の物語。
この作品では、主人公で殺人犯のアンリ・ヴェルドゥ(チャップリン)が死刑の前に獄中で記者に語る「一人を
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サーカス(1928年製作の映画)

5.0

不朽の名作!! ユーモアとペーソスが絶妙なバランスで配合されている。95パーセントのユーモアで大いに笑えて、5パーセントのペーソスでが感動を呼ぶ!!
この作品で驚かされるのは、綱渡りなどすべてがチャッ
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一日の行楽(1919年製作の映画)

4.0

大いに笑えるドタバタコメディ!!
この作品で注目したいのは、チャップリンの家族が車で交差点で舗装工事用の車と出くわし、タールが道路にバラまかれてはじまるチャップリンと警官たちのドタバタ。その中でも特に
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断絶(1971年製作の映画)

2.0

微妙な作品!?
55年製のボロ車に強力なエンジンを載せてドラッグレースで小遣い稼ぎをしながら暮らしている男2人が、高級車GTOに乗る元テストドライバーの男とそれぞれの車をかけてワシントンDCまでのレー
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独裁者(1940年製作の映画)

5.0

不朽の名作!!
この作品については色々なところで言及されているけど、僕が一番注目したのは風船の地球儀をもて遊ぶチャップリン。難なくやっているようで相当に練習しないとできないよねぇ! 昔で言えば新春の芸
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偽牧師(1923年製作の映画)

3.5

脱獄囚が牧師の服を盗むことで起こるドタバタ劇。昨年観たフランス映画「聖なる犯罪者」を連想したなぁ(笑)
脱獄囚でも牧師の服を着てしまえば、その服装あるいは権威に人は騙されてしまうという皮肉が、この作品
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担え銃/チャップリンの兵隊さん(1918年製作の映画)

4.0

第一次世界大戦の愚かさを笑い飛ばした秀作!!
巨大な大砲、塹壕、水浸しの塹壕で寝る兵士、煙幕(毒ガス?)など第一次世界停戦の象徴的なものばかり。決死の任務を受けたチャップリンが木に化けて敵の陣地で奮闘
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犬の生活(1918年製作の映画)

4.5

驚くべきはよくもこれだけ犬を馴らしているということ!! 動物を使った映画としては屈指の名作だよねぇ!!
ストーリーの中では人間社会では弱いチャップリンと犬社会では弱い白に黒ブチの犬がシンクロ的に描かれ
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バリケードを挟んで(1907年製作の映画)

4.0

アリス・ギィさんはフランス人だけど、この作品は何度かの革命を経験したフランスらしい作品ですねぇ。
バリケードを築く市民とその市民に銃を向ける軍隊。主人公の青年は母親の牛乳を買いに行くためにバリケードを
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キャスター付きベッド(1907年製作の映画)

4.0

「映画はアリスから始まった」の中では、この作品が撮影された場所をいくつか紹介していますねぇ。スペインで撮影されてようです。それにベットが階段を落ちていくシーンは、エイゼンシュテイン監督の「戦艦ポチョム>>続きを読む

銀行券(1907年製作の映画)

4.0

映画の発明から10年程の作品だけど、既に物語の筋書きは整ってきていますねぇ。人助けによって大金を手にした乞食の男がそのお金を使おうとすることで起こる喜劇。
この作品で気になったのは、主人公の乞食の男の
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フェミニズムの結果(1906年製作の映画)

4.5

リュミエール兄弟が世界で最初の映画を上映してから10年程で、この作品のような社会問題を扱った作品が作られていたことに驚いた!
この作品は男性と女性が服装はそれぞれの性に合ったものを着ながらも、社会的な
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フェリックス・マヨル 失礼な質問(1906年製作の映画)

4.0

トーキー発明前に映像に歌をシンクロさせた作品。なので、歌手は口パクで、微妙に口と歌が微妙に合ってない(笑) とは言え、公開当時は驚きだったんじゃないかなぁ!? 映像は着色されてカラーのようになっている>>続きを読む

全自動の帽子屋兼肉屋(1900年製作の映画)

3.0

ウサギや鳥などの動物を機械に入れると肉と帽子が出てくるという映像。断片のためか、これだけでは何とも言えないなぁ(笑)

ビュット=ショーモン撮影所でフォノセーヌを撮るアリス・ギイ(1907年製作の映画)

3.5

110年以上前の撮影所内での映画のメイキングフィルム。この時代でもスタジオ内での様子はすでに現代に近いと感じたなぁ。とは言え、撮影所で働いている女性たちの服装は動きにくそうなドレスだねぇ(笑) アリス>>続きを読む

マダムの欲望(1907年製作の映画)

4.0

「映画はアリスから始まった」の中で、アリス・ギィさんが考え出した手法のひとつにクローズアップを挙げているけど、この作品の中で主役の女性のクローズアップの場面が何度か出てきますねぇ。子供のお菓子や紳士の>>続きを読む

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