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ゾディアックのmanacのレビュー・感想・評価

ゾディアック(2005年製作の映画)
1.0
デヴィッド・フィンチャー版と間違えた。
再生してすぐになんか違うと気づいたので、Firmarksのレビューみたら同じこと言っている人がたくさんいて笑った。
フィンチャーの方が良かったというレビューも多かったので、フィンチャーは2時間半越えの大作だし、予算もきっと全然違うだろうから比べたら可哀想だよ公平に観ようじゃないかと思って観ました。
その結果、フィンチャーと比べなくても単品で十分駄作要素揃ってたってことが分かりました。


まず、何が言いたいのかわからん。
「警察が無能だったからゾディアックは捕まらなかった」ってことが言いたかったのか。監督はアンチポリス?


主役の刑事の無能アピールが凄かったんすけど。

事件が解決しなくて苛立って妻に八つ当たりするのだけど、内容が自分が酔って帰宅した際に家に鍵がかかっていたので妻を責める。鍵は開けておかなければいけないそうです。
殺人鬼が町にいるのに、夫が事件担当刑事であることを妻は心配しているのに、鍵かけないとか正気の沙汰じゃないよ。酔ってたからじゃ済まない。

容疑者の元職場を訪れた際には職員が容疑者が退職の際に工具を盗んでいったって言ってんのにそこはスルー。普通事件に使われていないかとか気になりませんかね。工具って何の工具だったのか詳しく聞かないんですかね。そんなもん?


刑事の息子がマコーレー・カルキンくんにそっくりだなと思ったら、弟さんでした。
この息子、やたら思わせぶりな行動を取ってはいるものの、別に伏線でもなんでもなくて存在意義が不明だった。


妻も実家に帰ると荷造りまでしているのに、結局帰らないしよく分からない人だった。子ども大切じゃないんでしょうか。


全登場人物の描き方が中途半端でそれぞれ何を思って何をしたいのかが伝わらずに終わった。
監督のアレクサンダー・バークレーさんって何なんですかね。あんまり名前も聞かないし。

フィンチャー監督も酷なことするよね。本作の翌年に同名の映画出すなんて。
間違って観ちゃった人に酷評されるだけのような気がする。

あ、奥さんの衣装は可愛かった。
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