ばんがど

八甲田山のばんがどのレビュー・感想・評価

八甲田山(1977年製作の映画)
4.3
観賞前に桁違いの心構えが必要な作品。
どの映画もその作品に失礼のないような環境と体調と気構えで観るよう心がけているが本作はその中でも別格。
ドローンもないのにその遠景かよ!おいおいその人の落ち方…。ん?今の雪崩は…CGじゃないよね?どうやって撮ったの?なシーンの連続。
オールスター映画なのにどのスターも浮かない圧倒的な力が本作にはある。
幻の再開前後からの鬼の本気健さんがホントにカッコ恐い。
ストーリーも学生の頃は「そもそもさぁ!…」とツルツル青い感想だったが、中間管理職となるとしみじみ共感。
本作をフルオーケストラ4Kリマスター(からのダウンコンバートみたいだけど)というまたとない素晴らしい環境で観られてよかった。
冒頭すでに亡くなられた多くのスタッフと名優への追悼があり本企画のスタッフの愛も感じた。
鑑賞後のロビーで、生 秋吉久美子さんもお目にかかれて一期一会の素晴らしいイベントでした。
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