八甲田山の作品情報・感想・評価

「八甲田山」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

敵のいないところで、こんなに大勢の人を死なせてしまうとか、戦争の愚かさたるや…
長い映画は苦手なのだが、これに関しては長さがよい効果に思えた
再会のシーンなどの裏話を知れてよかった

・3年ががりの撮影
・本物の吹雪になるのを待った
・顔の認識ができないシーンでもエキストラを使ってない
・欣也さんは自分の考えで撮影の4、5時間前から箱に入って待っていた
・箱を開けた健さんはそれを瞬時に察し、リアルな泣きのシーンとなり台詞が全て言えなかったが、それでOKとなった
・脚本家橋本忍さんが現場で話したこと
雪というものは真っ白ではない
僅かな気温の変化で刻々と色が違って
見える
ここの木は吹雪や夏の暑さにさらされ
てもそこに立って生き続けている
Yuzhi

Yuzhiの感想・評価

3.4
「天は我々を見放した」
170分って…ちょっと長いんじゃないかと最初思ったけど、仕方ないと思う。吹雪のなか、あんなに必死で撮った場面を無駄にはしたくないはず。
小さい頃に見たらトラウマもの。
役者さん達が最高に豪華で演技力が
凄く何年もたった今に見ても映画の
世界に引ずりこまれる。こんなに過
酷な話を実際に冬の八甲田山に行き
撮影をしたと知った時は感銘を受け
ました。何年たってもパワハラや理
不尽な上司というのはなくならない
からかいつの時代に見ても考えさせ
られる最高の映画。
カズ

カズの感想・評価

5.0
橋本忍の脚本は緻密で、木村大作の撮影は美しく、役者陣の演技力は素晴らしい。それに尽きる。
観ているだけで寒い、辛い…。
無能な上官に歯向かえない構図は現代社会にも通ずるものがあります。なるべくして訪れる事態に突き進んで行く様子を画面越しになすすべなく見届けるしかない切なさ。
あぁ、でも面白かったです。
miyuki

miyukiの感想・評価

3.8
自然に対して畏敬の念を抱くことや勇気を持って退くことの大切さ。
スタントなしCGなしだからこそ出せるこの緊迫感。
今はもうこんな映画作れないんだろうな。
アジア太平洋戦争の日本軍について少し勉強してるけどこのころ(明治時代)から進歩してない気がする!

この映画どうやって撮ったのか知らないけれどよく撮ったなあと。作ってくれてよかった。こういうことがあったと初めて知ったし忘れないことが亡くなっちゃった人たちのためにもなると思う。
ドント

ドントの感想・評価

4.3
1977年。うわぁ…………………… 明治35年、来るべきロシアとの戦争に向け、青森は八甲田山の雪中進軍訓練を任された2人の男。弘前側と青森側から踏破を目指した2つの部隊の、あまりに対照的な運命を描く実録デスマーチ(死の行進)映画。
上にきちっと文句を言い極力万全の態勢で臨む弘前隊に対し、「忍従」「弘前隊に負けたくない」「山を舐めまくり」「総勢210人で進軍」「大量の荷物」「案内人? いらん!」と順調に破滅の種を蒔いていき、「リーダーより位の偉い人がいて指揮系統混乱」「思いつきのような方向転換」「メシが凍る」「判断ミス」「天候不良」「迷う」などあらゆる間違いと不運が炸裂する青森隊。まさに日本組織の縮図である。
真っ白で冷たい地獄の中、頭や肩に積もる雪に反比例してどんどん姿が黒くなっていき、そのうち棒が倒れるようにぱたり、ぱたりと死んでいく兵士たち。このコントラスト、乾いた描写がおそろしくも素晴らしい。そのど真ん中でものすごい表情になっていく北大路欣也の不幸顔は本作のシンボルだ。
高倉健率いる弘前隊の描写も多いためいささか長く感じるが、やはり高倉健という男は生き残らねばならぬのである。序盤こそ説明だらけだがデスマーチ開始後は余計な台詞がないのがまたよい。この地獄は見ればわかる。ある意味日本人全員必見の映画。
ちなみに弘前隊も、本当は案内人を途中で放置して死者や負傷者も出ているいうこと。あとオカルトめいた終盤の展開だが、実は「弘前隊が山の吹雪の中不思議な集団の影を目撃した」という記録(出典は失念)があることを書き添えておきたい。
原作がとても面白かったので見た。

高倉健が原作よりいいもんになってた。
明らかにヤバいとわかる死亡フラグをガンガン立てて雪山に行軍する 下手なホラーよりよっぽど怖いです 隊員が発狂していく場面も見どころ
雪の進軍が何回か聞けます 全体的に音楽すごく良いですね テーマ曲すごい良い
なんか…見てると深刻すぎて黙ってしまう
不可能を可能に変える〜とか言い出すのでヤバい。不可能は不可能。暑さ寒さは気力努力ではどうにもならない。後先引けない作戦で人が死んでいく絶望。壮絶。
教訓 案内人と組織のほうれんそうは大事
濃かった…
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