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不審者のBBのレビュー・感想・評価

不審者(1951年製作の映画)
4.0
よくこんな無茶な台本引き受けたな…。ヴァン・ヘフリンがサイコパスなだけだったら成り立たないんだけど、イヴリン・キースが要所要所で巧い。深夜まで淋しそうにしている姿だったり、おもむろにヘアピンを抜かれて「あッ…」っていう顔をしたり。アイダ・ルピノとは少し異なる艶と哀愁。信じている表情から不信に豹変、そこからまた信じる演技に戻るって相当よ。
一方のヴァン・ヘフリンの顔の印象はもともと強烈で、「シェーン」と「決断の3時10分」のときも瞼の裏にまで焼きつくような顔してたのに、本作は強烈が過ぎる。もう今後はサイコパスにしか見えない。
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