バニラバニラ

ミュンヘンのバニラバニラのレビュー・感想・評価

ミュンヘン(2005年製作の映画)
3.0
イスラエルは1972ミュンヘンオリンピックで犠牲になった選手たちの為に黙祷を希望していて、今回やっと、2021の東京オリンピックでそれが叶ったのですね。パレスチナ、イスラエルの問題は簡単には語れないので、とにかく映画を楽しむという気持ちで観ました。楽しい内容ではないですが、、
主演のエリックバナは、リーダーとして仲間を引っ張っていき、そして暗殺を成功させなければいけないという使命感や、それによるストレスや、自分の置かれている状況の不安などの複雑な心理描写を見事に演じていたと思います。私の推しは勿論ダニエルクレイグで、彼の役は暗殺班の1人で、車係なんだけど、ダニエルにしてはかなり珍しい役で、いつものクールな雰囲気とは違う血気盛んな男って感じです。陽気で、攻撃的な性格の男を上手く演じてました。
ストーリーの最後は何となくの収束?感。
主人公のアブナー(エリックバナ)の苦悩の中終わるみたいな感じです。あれだけのことをやったので、精神的に病んでしまったも無理はないですが、虚しいです。平穏は訪れるのでしょうか、、。
ダニエルは、翌年には007カジノロワイヤルで、初ボンドを演じるとは思えない。でも、主役ではないけど、この役でも光るもの持ってます。