ミュンヘンの作品情報・感想・評価

「ミュンヘン」に投稿された感想・評価

(元モサドの)暗殺者の話ではありますが、本質は難しい作品。
イスラエルのオリンピック選手が選手村で殺されたミュンヘン事件の、その後の出来事をメインに描いた実話。

全体として、やるせない物が蔓延していて、民族感情、非暴力への想い、家族などなど複雑に絡み合っていて、更に数世紀にも及ぶアラブとイスラエルの対立が根本に在る。

近年、PLOやファタハは耳にしなくなりました。しかし、テロは過激になる一方で、そういった組織的なテロの手法が始まったのが、本作の時代のように思いました。

最初に暗殺された翻訳家が、アラファト議長のいとこだったことに驚きました。
おそらく、中東に相当詳しい人なら、より深く感じ取ることができる作品かと思います。私も、もっと学んでから再び鑑賞したいです。
babygrand

babygrandの感想・評価

4.5
待ちに待った初Blu-ray化を記念して。

映画的には「シンドラーのリスト」、「プライベート・ライアン」の方が好きだが、スピルバーグ監督の作品で一番好きな作品は?と聞かれたら「ミュンヘン」一番好き!!と答える。 (少し矛盾してますが… σ^_^; )

冒頭でスピルバーグ監督の言葉
"…本作で論じたかったのは暗殺の正否ではない
暗殺者の苦悩を描き問題提起をしたんだ。
答えは出していない 本作の登場人物の経験を通して人々に考えてほしい。"

・・・色々考えさせられます。


重いテーマの映画だが、改めて観て撮影監督のヤヌス・カミンスキーによる全てのシーンが途轍もなく美しい!
広い画角で撮られた1970年代初頭のヨーロッパ各国の風景と地中海に面した中東の国々の時代情緒が映画全体に滲み出ている、、70年代好きにはたまらない作品。
1972年のミュンヘン五輪中に起きた「ミュンヘン事件」。イスラエル政府の報復計画が、暗殺者自身の心を蝕んでいく…。決して無くなることがないテロとの戦いを問う衝撃作。血の報復は血の報復しか生まないし、そしてそれは繰り返される。"黒い9月"(ブラック・セプテンバー)。イスラエルのスパイ機関・モサド。PLO幹部暗殺計画「神の怒り作戦」。謎のルイ親子。「足の速い者、強い者が勝つとは限らない。だが時と機会は誰にでも臨む」
Ari

Ariの感想・評価

3.8
どうしてこうなるのか、宗教や歴史を今一度紐解いて考えたくなる作品だった。
末次

末次の感想・評価

3.3
ラストあたりのエリック・バナの顔が強烈に頭に焼きついた。
闇が深い。
xxx

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3.6
テロリストと暗殺者、罪と罰、報復、憎しみ、正義と悪、家族、祖国

スピルバーグの確固たる決意を感じた
yn

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4.0
モサドのメンバー5人の葛藤、それぞれ分野毎の能力だけでなく、個性もあり。
特殊チームも政府にとっては、駒の一つでしかない。
Ryuji

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2.0
この事件のことは全く知らず興味を惹かれたが、あまり面白いと思えなかった。なんか無駄に冗長だし。
shochan

shochanの感想・評価

4.0
1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件とその後のイスラエル暗殺部隊による報復の過程をリアルかつ緊迫感のあるタッチで描いた衝撃の問題作。
BGMをほとんど使っておらず冷たい静寂の中での暗殺劇はスリル満点。
ザラついた映像によって冷酷さ、
悲壮感を伝えるあたりはスピルバーグの上手さだと思う。
諜報機関“モサド”の精鋭5人による暗殺活動を描く部分で、
人一人を殺す目標達成の過程は計画通り行かないのもお粗末ですが、
映画の様に上手く行かないのもリアルでありスリリングでした。
人体破壊描写も気合が入っていて良かった。
テロリストを追うものがまたテロリストになり、
追うものは追われるものとなり、
そして報復が報復を生み出していく悪循環で終わりがない。
最新兵器も高級車も出てこない血で血を洗う諜報活動を描いた映画。

黒い九月事件に対してイスラエルが行った報復作戦「神の怒り作戦」をもとにした映画だが事件名といい作戦名といい中二心くすぐられまくり。

ある日突然、暗殺者となった主人公やチームのメンバー、ターゲットの感情が生々しいまでに描かれている。

メンバーたちの最後やラストシーンの主人公。とにかくこの作戦の闇が深すぎてやばい。

報復は苦しみしか生まないということだろうか。
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