昨年のリブートされた方ではなく、最初に映画化された方の『モータルコンバット』の続編です。
『マトリックス』以前のCGを使ったバトルアクションの中では、まだよくできていたのではないかと思いますが…。
前作のモータルコンバットを生き延びた者達が、魔界からやってきた人類を征服しようとする者達との戦いが描かれます。
確かにバトルアクションが、当時のハリウッド映画でかなり下に観られていたのは、この映画を観るとよくわかります。
今観るとあまりにも酷いCGを差し引いても、内容の無茶苦茶、台詞の陳腐さもさることながら、特撮もバトルアクションも戦隊シリーズや仮面ライダーの方が当時でも遥かに良くできています。
ただそこはハリウッド映画なので、意味不明にお金をかけているシーンがあったり、回し蹴りの回数の多さは、なかなかです。
ヴァンダムさんのせいでしょう、この回し蹴りの多さは。
実写版の『ストリートファイター』や前作を観てアナログな特撮やアクションが面白かった方、当時のB級を観て笑える(そういう意味では本作の笑えるポイントは多くあります)方は、損はない作品です。
需要がある程度決まった映画です。
それにしても、この監督がのちに『アナベル』に抜擢されて、ホラー映画界で地位を築くことになるとは…未来はわかりませんね。
