見る前はもっと現実離れしたものかと、あらすじを読んだ時点ではそう思っていた
幻想的に死に魅せられた少年の映画かと、冒頭からもそう感じされられた。
しかし監督がガスヴァンサントときた
その名を聞くと身を削る系映画か…と身構えてしまうので見る前に気づかないで良かったと思った
癌をモチーフに加えると必然的に死がセットになって
もはや用意されたも同然の結末だ
それだけが観客に悲しさを引き出させるならすごくチープだなあ…と思っているけど
これは彼と彼女の恋愛物語というのもあるけど、それを通して彼が成長していく面の方が印象的で
嫌っているタイプの映画とはまた違ったものだったのはよかった
美しい衣装とそれを纏う俳優陣は最高でした