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シティ・オブ・ドッグスのtaのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ドッグス(2006年製作の映画)
3.8
ツボに来る人は来るけど、つまらない人はつまらないと思う。
良い作品かどうかはともかく、私は好きな映画だった。

青年期のグダグダした友人関係、貧しく幼いゆえの狭い世界観、その狭い世界で精一杯粋がって生きている日々。
家族には愛されてるし自分も愛してるけど、それだけで満足できない若者は、いろいろ捨てて外に飛び出していくのだねー。

登場人物に感情移入出来るかというと、それなりに幸せに育った私には、ぶっちゃけ出来なかったけども、一度地元を出て戻った時に感じる違和感てのは、わかるなーと。
一度離れてしまえば、元には戻れない。どれだけ近しい存在でも。
何かを得るためには、何かを捨てないとね。
大きな代償を払って後悔したとしても、手に入れた物はそれなりに大事なものになるはず。
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