桐原光生

マイネーム・イズ・ハーンの桐原光生のレビュー・感想・評価

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)
5.0
【MBM】
「マイネーム・イズ・ハーン
アイム・ノット・ア・テロリスト」
またもオールタイムベストが出た
今もう一度、愛で世界を平和にしよう

私が最高傑作だと思う基準
1.脚本
911以降、イスラム教徒全員がテロリストに思われ、アメリカ人お得意の暴力を正当化してハーンの子どもを殺され、暴力ではなく愛と慈悲で解決する。
911以降でそれに関することをテーマにした奴の大半素晴らしいが、アメリカには考えつかないイスラム教は愛という神聖なものなんだってことを教えてくれたインド映画の脚本は素晴らしい。

2.目が離せない
「マイネーム・イズ・ハーン
アイム・ノット・ア・テロリスト」
何で彼にこんなクソみたいなことを言わせたのか?に引き込まれ
ハーンのキャラクター
911以降のアメリカの終わらない差別
大統領に会えるのか

3.ラスト30分
私の中で素晴らしい映画!
と思えるにはラスト30分がとても大事(それは、その前の約1時間以上があってのね)
ハーンがテロリストという偽りの疑いをかけられ釈放された後、ハーンを助けてくれた村が災害に見舞われるんだけど、その村を助けてあげる
イスラム教徒が全員悪いわけじゃない
メキシコの人が全員悪いわけでない
自分の身を削ってでも、助けてくれた人に恩義というか、それこそ「愛」ですよ
それをすごく感じた

今、世界は
また憎しみの世の中で
街中
世界中
至る所に見えない弾が飛んでる
そんな愛のない世の中
争いではなく


受け入れる心

アメリカ制作では一生作ることの出来ない愛の物語
桐原光生

桐原光生