みょん

マイネーム・イズ・ハーンのみょんのレビュー・感想・評価

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)
4.9
「私の名前はハーン。テロリストじゃない。」
深い…深すぎる…。

こんなインド映画観たことない…。
これは世界中の人に観てもらいたい作品です。


日本人にはあまりピンとこない宗教ですが、これがいかに世界中では重要なものであり、平和を揺るがすものであるのか改めて思い知りました。

本来は平和をもたらすものであるはずなのに…。


主人公はアスペルガー症候群のイスラム教徒ハーン。
そして、心から愛した女性はバツイチのヒンドゥー教女性。

これが運命を大きく左右していきます。

『PK』を観た後だったので、やはり宗教について考えさせられましたね…。

わたしも多くの日本人同様、宗教には詳しくないので、あまり大きな顔をしてくどくどと説教じみたことを言うことはできません。

でも、きっと神様はいて、辛い人たちの心の救いになってくれるはずで、殺し合うことを求める神はどこにもいないと思うんです。


イスラム教がどんな宗教か、きちんと理解した上で、イスラム教徒であることに胸を張り、ハーンは神を崇め続けます。
どんな状況でも、自分が信じる道を突き進みます。


世界中の人にもう一度考えて欲しいです。
人間とはなにか、宗教とはなにか、平和とはなにか、信念とはなにか…。

なかなか、ハーンのように正直には生きられないけど、見習いたいところはたくさんありました!


途中少し壮大な話になってるけど、それが気にならないぐらい大きなものをもらいました。
本当に出会えてよかった作品。


ダンスと歌は封印されてるので、インド映画が苦手な人も見やすいです。

全力でお勧めします!
必ず何か得られます!
みょん

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