なおさん

ジョン・カーペンターの 要塞警察のなおさんのレビュー・感想・評価

4.2
「最初はグーはシムラさん」

ジョン・カーペンター監督作品の中でも大好きな作品の一つです♪。

「籠城もの」の本作ですが、謎のギャング集団に襲われるという不気味さ、また閉鎖からなる恐怖感、それに立ち向かう警察と囚人の共闘でのカッコ良さと、設定もさる事ながら、監督さん自身が奏でる音楽の不調和音も本作の不気味さをより助長した緊張感ある描写はとても面白く思います。

ジョン・ウェインさん主演『リオ・ブラボー』を下敷きにした作品でもありますが、ギャング集団の恐怖は『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を参考にした事や、ナポレオンという囚人のカッコ良さは、後に制作される『ニューヨーク1997』のスネーク・プリスキンの原型というのは有名ですね。
あと『ロッキー』シリーズでも有名なトニー・バートンさんもなかなかです。

お金を掛けなくとも面白い作品が作れるという意味でも、B級作品のお手本としても有名な作品ですね。

TV放送で観ていた当時は、映像の悪さでしょうが全体的に暗くもあり、分かり辛さが難点でしたが、この度改めて観たレンタルDVDは明快で良かったです。
ただ「ポテト式・ジャンケン」は現在でも難解です(笑)。