わちゃ

ジョン・カーペンターの 要塞警察のわちゃのレビュー・感想・評価

5.0
小学生の頃、深夜にテレビでやっていた吹替映画で観て、ジョン・カーペンター監督に心酔した思い出の作品。
アメリカ銃社会の闇を描いてはいるが、当時あまり馴染みのなかったサイレンサーがどういう物で、その怖さを映像でここまでリアルに描いた作品は他にないと思います…暗闇の中、ギャングたちが撃ち続けるサイレンサーつきの銃、銃声がほとんどしない中の長い蜂の巣状態…机の上の書類が跳ね上がって、その跳ね上がった書類にまた弾が当たって舞うシーン、銃声がしないから襲われている事を誰にも気付いてもらえない孤立無援の緊迫感の演出には本当に痺れました。
監督自ら音楽を担当したシンセサイザーを使ったテーマ曲はもちろん挿入曲に至るまで、全てが効果的で、長い銃撃戦の中で亡くなった女性事務員ジュリーのテーマなんか切なさ倍増。
ジュリーの同僚女性事務員リーの肝の据わり加減も、ナポレオンと呼ばれる謎の囚人のショットガンを受け取って連射するシーンもカッコ良過ぎで涙😭
「タバコあるか?」のナポレオンの名セリフは、後の傑作「ニューヨーク1997」のスネークに引き継がれます…最高‼️

この邦題「要塞警察」を付けた人は残念😡
後で作られたリメイク版は最低最悪😡😡😡
見る必要全く有りません‼️
わちゃ

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