多比良

たぶん悪魔がの多比良のレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
4.0
文明が極度に発展すると人間は阿呆になる、という劇中の台詞が印象的だった。
映画の舞台はまさに環境を破壊して高度に発展していく70年代の社会。
主人公の青年には一緒につるむ友人も結婚に前向きな恋人(但し恋人は何人もいる)もいて、衣食住に困らず知性もある。
にもかかわらず青年は厭世と死滅に向かうが、その動機をアパシーの一言で片付けていいものなのか。考えさせられる映画だった
多比良

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