たぶん悪魔がの作品情報・感想・評価

「たぶん悪魔が」に投稿された感想・評価

か

かの感想・評価

4.1
感想を後でじっくり書こう!!って思ったら時間経ちすぎて、観た直後の生々しい感情を忘れてしまった…

この主人公みたいな、メンヘラファッションの若者は日本にもいっぱいいる。(かつてのわたしも)
結末がほんとに全てを表す結末だった。
メンヘラファッションしてても、救いがあるわけでもなく、注目を浴びるわけでもなく、空っぽなんだよ
nao

naoの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

ブーツカットを履いた脚がこちらに向かってくるのがかっこよかった

「よく見えていることに絶望している」みたいなセリフがよかった
徐々に死に向かいつつある男と彼を取り巻く人々との生活感。
裕福な家の出青年のシャルルは同世代の人々と過ごしていたが、次第に自殺願望に取り憑かれていく…
ロベール・ブレッソン監督作品。ロベール・ブレッソン監督特集上映にて鑑賞、都市に住む若者たちの日常を淡々と描いた本作は同時に社会風刺と死生観を孕んでいた。
"田舎司祭の日記"で司祭の仕事を全うしながら死に向かう男を描いたブレッソン監督は、今作では自殺願望に取り憑かれた男を描きマイナスに向かう人物を描くという点が共通していたと言える。しかし静謐さが今作に於いてかなり増しており、正直ラストの方は少し寝てしまったほど退屈な印象を受けてしまう。テーマは監督の言いたいことがよくわからないと感じたし、やはり個人的にブレッソン監督作品は苦手だと感じてしまった。
《堕落を満喫する美しい青年の自殺衝動、ゴダール死ぬほど嫉妬したんじゃない?》

死に魅せられた青年がひたすらパリの陰鬱のイメージの中を彷徨うだけの映画であったが、陰鬱のイメージを若者が彷徨う病理な青春であればレオスカラックスの『ボーイミーツガール』の方がイケイケ演出で気に入っている。んだけどコッチは官能率が高く、間抜けな光景に見えてしまいそうな場面も色っぽさがヤバく雰囲気に飲まれてしまう。
ロベールブレッソン初チャレンジがコレで、次に『湖のランスロ』をハシゴしたが監督の考える厭世観をやたら押し付けてくる趣きがあり、しかしそれを色っぽい人間臭さの美学に閉じ込めてあるため『ベニスに死す』のジイさんみたく清い心にさせられた2作であった。(BL趣味の観点ではありません)
警察と草むらで隠れんぼであるとか、風呂場でニアミスしてイチャイチャとか、狙いに行ったギャグっぽさでさえ、虚無を取り繕おうとも偶発的に日常は滑稽を滲み出し、抗えず主人公シャルルはユーモラスに引き戻される。そんなシチュエーションの連続な作品だ。

ひたすら堕落を演じようとモテ男シャルルはダチの2人の女性からのアプローチに塩対応したり、薬物を注射したり、終いに教会やホームレスストリートで生活したり最悪を覗き込む。閉じた青春を上回る、厭世観に破壊された若者の姿がとことん容赦ねぇなあと。
ところが映画は、滑稽を抄い取ろうとコーラ瓶がガランガラン細部で鳴り響き、チョコレートを投げ捨てると車にベチャっと潰されて、日常のミクロに眠るしょうもなさを収める。それらをのらりくらりかわしながら陰鬱に飲み込まれようとするシャルルに時間稼ぎを差し伸べる。その、低い解像度に宿る根明感や官能の人間臭さから強引かもしれないが、ブレッソンの死生観にセンスを感じ、終末世界を100年持たせる野暮ったい人間の美しさを錯覚させる退廃がこの映画にはあった。

そして厭世に破壊された若者の対象を公害問題から炙り出す社会情勢批判のスタンスがこれまた上手い。高尚にこねくり回すでなしに、大木を暴力的に伐採する画やテレビ越しの核爆発をゴオオオーと大音量で嫌悪させるなど、これはゴダールが相当羨ましがったのではないか。もう見れども見れどもゴダールが一本かけて映画にした主題が、卓越した捌きでやってくる。
それにしてもスゴイ終わり方する本作なんですが、そのオチ含め、学生運動やら官能ドラマ側面やらがシャルルにとっては何の意味も、、って総括もゴダールなら10本くらいやらなきゃ語り終わらない理論であろう。70年代のゴダール映画が1チャプターごとに降ってきてはシナリオへ簡潔に組み込む技巧は天才的に思えたんじゃなかろうか。
私は『湖のランスロ』の方が好きですが。
a

aの感想・評価

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ずっと何かに抗いながら、逆らいながら、だけど一体何から、と思うけれど、逆らった先で本来見つめられるべきものが待っていた、ということが必ずある、当たり前か そうやって生きてきたし、これからもそうやって生きていくんだと思う、僕は僕だけの景色を思い起こしていく
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.0
裕福な家柄に住む青年は自殺願望に取り憑かれ、友人と日々過ごしても、死への誘惑を断ち切ることができないでいた。ロベール・ブレッソン監督のヒューマンドラマ作。青年の虚無感溢れる日々が、死を纏っているようで不思議な感覚。日々の友人や人との会話も、感情の希薄さが感じられ、映画的な盛り上がりこそ希薄だが、だからこそ生々しさが凄まじく、“ある日常”をひたすら切り取ったかのような雰囲気。今にも通ずるメッセージ性もある。
警察に疑われたのが最終的なきっかけになったのかな。でもなんで自分でやらないのかがよく分からなかった
銃口を川に向けて発射しているところは、「僕の病は物が見えすぎていること」(自分には悪魔が見えること)の伏線になると思う。
つまりシャルルは悪魔に向かって発射しているかもしれない。だって悪魔に対する恨みが強かったらたくさん発射してもおかしくない。

あと「手や足を動かすのは、ケーキを食うときだ」っていうシャルルのセリフ確かあった気がする。あれ個人的に好き。
そして電車止まる前にドア開いてて怖い。

このレビューはネタバレを含みます

何にも興味が持てないから死んじゃったのかな。ポスター見て思ったけど死にだけ興味湧いてた感じがする。
あとどうして自殺ではなくて他殺したんだろう。宗教的な関係なのかな。

主人公モテ系退廃映画好き。

場面がコロコロ変わったり、変わった撮り方(体しか映さない、鏡を通して映す)をしているから最後まで楽しんでみることができた。

同じ監督の他の映画も観てみたい。
れ

れの感想・評価

3.8

難しいんだけど好きだった
眠かったら危なかったかもしれない

主人公の生きてるのも死ぬのも辛いみたいな感じ こういうのあるよね
ちょっとシャラメっぽい綺麗な顔
モテてるのがわかる
服装見てると流行は巡るんだなっていうのがわかる

木が伐採される映像をこんなじっくり見たの初めてで結構衝撃だった
木が死んでる感じがすごくて目を背けたくなるのわかる

たぶん悪魔だってバスの乗客が言う台詞なんだね

単純にこの感覚を70越えてわかる監督が凄い
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