たぶん悪魔がの作品情報・感想・評価

『たぶん悪魔が』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます
傑作。
虚無的なシャルルを救える者は誰もいない。
不安定な社会は死への憧憬をより加速させる。
シャルルを救えるものはどこかにあったのだろうか。
4.3

"痛み"が可視化される映像には感嘆するばかり。人だけでなく、空ショットも意味性を持ちすぎているほどで、この尺ながら圧倒的な強度で一人の青年を追う。
より根源的な感覚での痛みや苦しみは本来分かり得ない…

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3.8
にわかにも漠然と伝わるブレッソンの耽美。"モデル"の演技もカメラも強ぇよ。

無表情、意図された目線、蠢く足と手、全てを逃さないカメラ。ブレッソン信者の気持ちがわかった。
Juzo
5.0

若者の内面と社会の崩壊を重ね合わせた終末論的叙情の極北。
シャルルという青年が、政治や宗教への幻滅と、環境破壊への無力感のなかで深く沈んでいく。彼が思考するほどに社会との断絶感が増し、最後にはあっけ…

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Vinyl
4.3
厭世観に囚われているシャルル。
その何をやっても無意味だと感じるような心情を上手く表現していると思う。
ストーリーは断続的に感じる。ラストも強烈な断裂。
ruins
4.1
最後そう終わらせる映画は見たことなくて、潔さを感じた
静かなのを潔いので終わらせるその中途半端の許容はどうでもいいからなのかな
4.0

水面の波紋から発砲に繋ぎ、ラストも被弾を見せずに終わる、アクションの起点/決定的瞬間を切除する編集の鋭さが増していると思う。
モンタージュによる断絶感はリアクションと分断された『スリ』『バルタザール…

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4.3
このレビューはネタバレを含みます

凄くハイコンテクストな映画。もう1回観たい。色々な心理描写を細かい動作に示しててオシャレだった。シャルルは目が離せなくなるような魅力があって、友人とか恋人も、そんなシャルルだからずっと気にかけていた…

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重心の傾き

ドキュメンタリー映像を差し込み、赤ちゃんアザラシへの加害や水俣病患者、大規模農業による有害な農薬の散布などの環境問題を語らしめ、1968年以降の左翼運動や現代のキリスト教へシニカルな視…

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無眠
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すべてが頭に入らない。同監督の作品を途中まで観たけどそちらも。100回見返しても恐らくそうなる。学校の文化祭での演劇を思い出す。硬い椅子に座ってみてたなー。

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