海外映画、顔覚えられない人間からすると話の難しさの前に誰が誰だか分からなくて辛かった…。もっと見分けやすかったら本題に集中できた…。
シャルルという青年が恵まれているにも関わらず…というより恵まれているが故に厭世や虚無などに囚われている話。かなり淡々と描かれるから劇中で色々起こってもそれが登場人物たちにどういう影響を与えているのかが今ひとつ分かりづらい。
シャルルが集会をすぐに去ったり、森林伐採の音に極度に耳を塞いだり、そういう様子はこの先の未来に絶望しているというより、まさしく「虚無感」に尽きるような気がした。何かに熱を持てない。環境問題！ とかだけじゃなくて、生活するということに対しても。
死の間際、死を感じる瞬間、そこに生を見出してたのかな…。理屈でなく、タイトル通り悪魔と例えるしかないような…
小説で読みたいような内容だった。
