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たぶん悪魔がのamのレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
4.2
3年ぶりのバイト!にして掛け持ち!そして12連勤最終日の出勤前!!3週間ぶりの映画館😭昨日チケット買った時にはスカスカだった場内もパンパンでした。そういえば今日は祝日だった、1館しか上映されていないしね。ずっと楽しみにしていたのに上映開始時に入ってきた隣の人が多動症なのか盛り無しで絶え間なくずーーっとうるさくて気が散って仕方なくて最悪だなーって思ってたらアザラシがぶたれたところで「あっ💦」って言ってたのが可愛くてなんかちょっと許せた。やっと寝たと思ったら(?)今度はいびきの音が地獄でした。とはいえ音楽無しのジリジリとした音、ざらざらとした映像を映すミニスクリーンと沢山の人で向かい合わせているのが令和を感じさせないほど当時の世界にタイムスリップをして映画を観ているみたいで心地が良かった。ひとつひとつのカットが余韻を残す切り方で話し手の人物を映さなかったり手や脚のみを映す映像が多くてより台詞に重みがあった。脈絡は鑑賞者任せでまるで映画で読む詩集みたいな会話。エンドロールも無く頭の中にはラストシーンの余韻のみが残って席を立つのがとっても惜しかった。「僕は生も死も嫌いだ。ゾッとする」って言葉にハッとする。その瞬間未遂を何度かして失敗したわたしもそうだって思ったけど否もしかしたらわたしは生にも死にも取り憑かれているのかもしれないと。観るのが一度きりなのは惜しい映画だった。また観られるタイミングがあったらいいな、もっと深く考えたい部分が沢山ある。
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