イチロヲ

インモラル物語2のイチロヲのレビュー・感想・評価

インモラル物語2(1979年製作の映画)
3.2
中世から現代までの、時代別の性の営みを短編で綴っていく、三部構成のオムニバス作品。物語内容を要約すると「画家とモデルの関係、少女の自慰行為、誘拐された人妻の末路」という感じ。ヴァレリアン・ボロフチック監督のまったくブレることのない作家性には感服せざるを得ない。

「動く女体をただ何となく眺めているだけ」という印象が強かった前作と比べて、本作はストーリー・ラインがだいぶ洗練されており、(あくまでも前作よりは)映画として楽しむことができる。宗教的・社会的タブーを度外視して、「性と死」の表裏一体を描くというスタイルも好感触。

だがしかし、本編に登場する女優の魅力に関していえば、前作のほうが良かったように感じられる。正直なところ、前作のピチピチギャル(死語)を眺めるだけの女祭りも、今作のストーリー重視の女祭りも、どちらも甲乙つけがたい。

1と2を合わせて「陰毛ラル物語」とするのが最良。