じぇり

ピーチガールのじぇりのレビュー・感想・評価

ピーチガール(2017年製作の映画)
4.8
笑えてキュンとして、意外と深くせつなくて泣けて、ほっこりなる可愛い映画❤︎
原作コミック18巻のエピソードを細大漏らさず2時間にギュッとまとめ、展開はハイスピードだったけど、どのキャラクターも心情に破綻のないわかりやすい行動をするので、みていて迷子になることはなかった。

笑い3★★★
せつな苦しい4★★★★
キュン3★★★

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ベースとして、高校生の割にものわかりよく大人な考え方をする原作キャラクターたちなので、W主演2人(山本美月、伊野尾慧)がちょっぴり歳を重ねて高校生役を演じていることが、役の心情理解の深さに繋がっていると感じられた、という観点では良かったと思う配役。役者自身の魅力が存分に活かされていて2人ともとてもキュート。彼らのプロモーション動画という位置付けで観るのが丁度いい。
真剣佑は原作のとーじのイメージに近い。うまい。
永野芽郁の振り切った小悪魔演技が良いスパイスになっている。うまい。


個人的な好みとしては、演出で漫画っぽくテンションを仕上げていたところは、事前インタビューで役者自身が話していた解釈を活かしたナチュラルさでも良かったように感じる。
あと原作に描かれている、サエが悪巧みを重ねる心理的背景を、ワンシーン織り込んでも良かったかもしれない。ただ、織り込まなかったからこその、映画エンディングの必然性。
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