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ジョシュア 悪を呼ぶ少年のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ジョシュア 悪を呼ぶ少年(2007年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

2023/12/30鑑賞。66点。
悪魔の子・ダミアンよりも恐ろしい子どもではないだろうか?ダミアンは生まれた時から悪魔の子、ジョシュアは悪魔になった子。
一方で、かなり危険な両親(元々精神的に不安定な母親といつか暴力を振るうかもしれない父親)に育てられているので、自衛のために事件を起こしたのかもしれない。そもそもこの作品内でジュシュアが直接危害を加えるシーンがないので、両親と視聴者か先入観や状況から彼を犯人だと思い込んでる可能性もある。
何回もチャンスがあったのにリリーを殺さなかったことを鑑みると、後者の方が正しい気もしてくる。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
ニューヨーク。
ブラッド(演. サム・ロックウェル)とアビー(演. ヴェラ・ファーミガ)のケアン夫妻は、9歳の長男・ジョシュア、生まれたばかりの赤ちゃん・リリーと4人で暮らしている。

妹が生まれたことにより両親や親戚の関心は彼女に注がれるようになり、ジョシュアは孤独感を感じるようになる。
叔父のナッドだけは、ジョシュアとリリーをなるべく平等に扱うよう努力していた。

アビーは育児ノイローゼに陥り、家庭内の雰囲気は悪くなる。

一方でジョシュアは、エジプト王の儀式を真似てぬいぐるみの鼻を切り裂いて綿を抜いたり、学校の動物を殺したり、飼い犬を殺したり、服で見えない体の箇所への自傷行為を始めたり・・・。

ジョシュアは母親を誘ってかくれんぼをすることに。リリーをベビーサークルから抱え上げて隠れたジョシュア。アビーは子どもたちを見つけられなくて半狂乱になる。
子どもたちがいなくなったと連絡を受けたブラッドが急いで家に戻ると、リリーの面倒を見るジョシュアがいた。
アビーはジョシュアに掴みかかろうとし、真実を知らないブラッドは急いで止める。
処方されていた薬をずっと飲んでいないことも判明し、アビーは精神病院に送られることになった。

ジョシュアは、祖母・ヘーゼルとリリーの3人でブルックリン美術館に行く。
ヘーゼルがトイレに行った隙に、ジョシュアはベビーカーごと階段から突き落としてリリーを殺そうとするが、戻ってきたために失敗。ヘーゼルのことを階段から突き落として殺害する。

家族の思い出に浸ろうとホームビデオを再生したブラッドは、身に覚えのない映像を見つける。
ジョシュアがリリーの肺を抑えて殺害しようとするものの泣き出してしまい、両親が部屋に来たため殺すのを中断して身を隠す映像だった。

アビーをハメて、愛犬とヘーゼル殺したのがジョシュアだと気付いたブラッドは、息子のことを避けるようになり、小児精神科医を家に呼ぶ。
ジョシュアは虐待された子ども特有の絵を描いて医師に見せ、ブラッドに虐待疑惑がかかる。

息子を手に負えないと判断したブラッドは、ジョシュアを寄宿学校に入れる準備をするが、ジョシュアは激しく嫌がる。
仲直りのためブラッドどジョシュアは公園へ遊びに行くが、ジョシュアは反抗的な態度をとって怒らせる。怒りが頂点に達したブラッドはジョシュアを何度も殴る。
公園には30人以上の目撃者がおり、ブラッドは逮捕される。

ジョシュアの体から複数のアザが見つかったことや、彼自身が「妹が生まれた時から虐待されている」と証言したこと、アビーが使用していないはずの処方薬が不自然に消費されていたことから、ブラッドは親権を剥奪される。

叔父のナッドに引き取られることになったジョシュアとリリーは、彼の家へ引っ越すことに。
引越し業者は、運び込んだジョシュアの荷物から虐待被害者の描く絵やモルモットの剥製を見つける。

ジョシュアと一緒に即興でピアノの弾き語りをしたナッドは、言い表さない不気味さをジョシュアから感じ取るが、気のせいだと思うことにしてEND。
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