ピノッキオ

序曲・13日の金曜日のピノッキオのレビュー・感想・評価

序曲・13日の金曜日(1981年製作の映画)
2.7
もちろん邦題だけ便乗した「13日の金曜日」とは何の関係もない作品です。


監督は「スクワーム」で有名なジェフ・リーバーマン。
亜流スラッシャーの中でも知名度がない時点でお察しのレベルなのですが、睡魔に誘われないあたりに監督のセンスが表れてます(比較する基準のレベルが低いというのは無しで)
殺害描写や、殺人鬼が没個性的にもかかわらず、眠くならないのって意外とすごいです。


作風としては80年代スラッシャーというより00年代に入ってからのスラッシャー(「クライモリ」シリーズとか)、あるいは70年代に遡って「サランドラ」を彷彿とさせました。
「13日の金曜日」と同年制作で、亜流スラッシャーが辿った個性的な殺人鬼、こだわりの殺害描写に傾倒しなかったある意味異色の作品と言えます。


有名スラッシャー観て、有名亜流スラッシャー観て、さらにその先に進んだホラー好きくらいしかたどり着かない作品ではありますが、B級映画好きでジェフ・リーバーマンの名前に反応できる人なら観ておいても良いかもしれません。
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