やっぱりカルカン

ボーン・コレクターのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
3.2
ハラハラドキドキする展開で面白かったです。ホトケの遺体など、グロテスクな表現が多いのでお子さんがいる場合ご家族での視聴には適さないと思います。

主人公は優秀なのですが、連続殺人を止められないため次々と犠牲者が出ます。観終わった後で正直「こんなにヒントがあったのになんでもっと早く犯人を逮捕できなかったんだろう」と思いました。
映画の途中で犯人が捕まったらそれはそれで面白くないので仕方ないとは思いますが、なんだか警察がすごく無能に感じてしまいました。

あと推理の手がかり・ヒントが、犯人とあんまり結び付かないのでクライマックスで犯人が分かった時は「???」という感じでした。
この映画を見てる人で犯人が推理できた人って居るんですかね?なんで骨(ボーン・コレクター)なのか、なんであの本だったのか、なんで犯人の仕事と全く関係ないタクシーだったのかもよくわからないままでした。

最後についてはもうちょっと、納得いかない事がありますので後述します(ネタバレ)

・まとめ
途中まではドキドキハラハラ、最後だけ「???」という感じの映画でした。



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最後の最後で看護師のテルマさんが犯人に殺されてしまったのは残念でした。強くて信頼できる良い人だったのに…
たくさん死人が出るなとは思っていましたが、まさかこんなに身近な人がやられるなんて。

医学には詳しくないのですが、最初はライムも安楽死を希望するほど重い病状だったのに、最後は車椅子でパーティーに参加できるぐらい回復した事に違和感がありました。事故から4年も経っているのにアメリアと出会って突然の回復、ちょっと話がうまくできすぎてるような気がします。

個人的には、主人公2人の恋愛要素が強すぎたように思います。片想いのまま終わって続きは視聴者の想像に任せます、又は何となく脈アリな感じで終わるとか、フワッとさせて欲しかったかな。
私の父親が若くして寝たきりになり亡くなったので、少し回復したとはいえライムの身体の状態で新しい恋人ができて恋愛するってどれだけ大変かよく分かるので複雑でした。