のんchan

11:14ののんchanのレビュー・感想・評価

11:14(2003年製作の映画)
4.1
ややや、これは非常に面白かった❗️
こんなにも完成度の高いインディーズがあるんだ。それも20年以上の時を経て初めて知る快感🤩
Filmarksやっていて良かったと思える瞬間😆

撮影時26歳の新人監督グレッグ・マルクスを見込んだヒラリー・スワンクが製作総指揮となり、名だたる名優や人気俳優が集ってのビックリ箱を開けたような作品。

タイトルの時間に5つの運命が交錯する群像劇。
ごちゃごちゃしそうなのに唸るほどに上手い手腕に感心させられた。
特典映像でのヒラリー・スワンク、パトリック・スウェイジ、レイチェル・リー・クック、ヘンリー・トーマス、コリン・ハンクス、ベン・フォスターのインタビューでもその才能の称賛を感じ取れる。


それは夜11:14に起こる。
・男が携帯で話しながらハイウェイを走行中に何かの衝撃を感じ確認すると、そこには顔の潰れた死体が...轢いてしまったのか?

・ティーンエイジャー3人組がふざけながらバンで走行中、通行人の若い女を轢いてしまい、その後すぐに何者かにピストルで狙われて、1人のチ◯ポが吹き飛んでしまう

・犬の散歩中の墓場で娘のボーイフレンドの死体を発見、その側に娘の名入りキーホルダーを見つけ慌てて死体の始末をする父親

・コンビニで仕事中の真面目女、そこに仲間の男が現れて、彼女のために金が必要なのでここを強盗すると言い出す

・田舎暮らしと父親の過干渉に辟易している思春期の娘は妊娠しているが誰が父親か不明。遊び男の1人と墓場でエッチ中に男に不慮の事故が降り掛かる


それぞれのパートが十分に濃く、コメディ要素たっぷりで笑えます🤣
笑いながらも伏線が沢山張られていてラストになるほど〜の納得感。
陰鬱な事件事故なんだけど、ブラックユーモアに昇華していて86分に纏めてある逸品


ヒラリー・スワンクの銀ピカ矯正歯には呆気😮

パトリック・スウェイジ曰く「ダンス物を撮って自信のある身体になっていたのに、肉襦袢を着せられ腹の出た中年体型にさせられたのは屈辱的(笑)」それにしても出演しているのは尚更必見もの

ベン・フォスターのアホさ加減に笑わせられるが、ほぼ20年後に『アウシュヴィッツの生還者』で28kg減量の役者魂を見せた同一人物とは信じ難い

とにかく最高に楽しみました👏



※パイルD3さん、ご紹介ありがとうございました🥰
Mark 1111 GETでした⭐️
のんchan

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