もこ

イングロリアス・バスターズのもこのレビュー・感想・評価

4.2
タランティーノ監督は、不快な人物を(ちょっと間抜けっぽくしつつ)ネチネチ描くのが本当に上手いと思います←めちゃくちゃ賞賛しています👏

無駄に偉そうなナチスの上層部だとか、天狗の鼻が伸び伸びな若造だとか、はたから纏めてニーガンのルシールでぶん殴っていって欲しい、、、とか思っちゃいますが。
殆ど拉致みたいな形で連れてきて招待受けてくれたんだね!!とか不快指数が高すぎて砂とか吐きそうです、、、←めちゃくちゃ褒めてます

勧善懲悪とも言えず、ブラピのレイン中尉もなかなかイッちゃってますし、その部下もやっぱりなかなかイッちゃってます。笑

そしてクリストフヴァルツのランダ大佐。ニコニコ鬼でした、、、怖!!
実生活でも、こーゆー人ってどこにスイッチがあるのかよくわからなくて怖いですね。。。
自分の為に生きている具合は、むしろわかりやすいのかも??🤔
終盤の不快指数はぶっちぎりでした。
圧巻のイヤな奴演技、素晴らしかったです!

そんなランダ大佐から、殆ど奇跡的に逃げる事が出来たユダヤ人のショシャナ。
美しすぎるがために、面倒くさいナチスの天狗野郎に惚れ込まれてしまい、付き纏われる。
ショシャナの決意と行動は悲しすぎましたが、いちいちそこに絡んでくる天狗野郎の不快指数も相当なものでした。。。

ラストはざまーみろーー!!とちょっとだけスッキリ感。
ショシャナの映像の凄みと演出、芸術に拘り?(執着??)があったナチスへの皮肉具合はやはりタランティーノ監督。
すき。←結局ただのタランティーノファンです。
もこ

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