Miyashita

イングロリアス・バスターズのMiyashitaのレビュー・感想・評価

3.9
クエンティンタランティーノ監督。

DVD買って数年ぶりの再鑑賞!

「バスターズ」とユダヤ系フランス人が、それぞれでナチスをぶっ潰す映画。

タランティーノらしさはしっかり残しつつ、大衆作としても割と見やすい映画です。
バイオレス描写は多いけどね。
まあ他のタランティーノ作品に比べたら、血しぶきも言葉遣いもまだ全然穏やか。
タランティーノ作品を見たことない人には、まず最初にこれが見やすいかもしれない。
構成も、これまたタランティーノらしくオムニバス形式採用してるしね!

ブラッドピットは、割と普通。
他映画と比べると正直そんなに印象に残らない。

何と言っても、クリストフヴァルツだろう。
あの小気味悪い、セコい、嫌にかしこい悪役感。じわじわとイライラして「早くこいつに思い知らせてやれ!」と思ってしまう程の鼻に付く感じ。
あの紳士気取った、自尊心の高い悪役は、ティムロスでも良かっただろうが、この人の演技最高でした。

かと思えば「ジャンゴ」では、正義側という。笑
何でもできるし、タランティーノは何でもやらせんだなw

あとは、メラニーロランが本当に綺麗!
この映画初めて見たとき心奪われた。
タバコ吸ってる姿もかっこいい。

ダニエルブリュールは、かわいそうな役を引き受けたなあ。
「ノッキンオンヘブンズドア」のあの人も出てるのは興奮。名前覚えられないけど

その他、ナレーターでサミュエルLジャクソン使ったり、無線の声(司令官)でハーヴェイカイテル使ったりと、豪華すぎる!というか、あれほどの役者をそんなちょい役でキャスティングしてしまうほどのタランティーノの人望よ。すげえわ。もったいねぇわ。

『軍服を脱いだら、お前がナチだと分からなくなる』と、額にハーケンクロイツ(卐)刻んでしまったり、殺したナチの頭の皮を剥ぎ取ったり、個人的に好きです。
遠慮なくバイオレスと復讐劇を楽しみたい、ストレス溜まってる人にオススメです!
Miyashita

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