わち

イングロリアス・バスターズのわちのレビュー・感想・評価

3.0
ナチスに家族を殺された女性と、ナチ狩りのプロであるバスターズの交錯していく様を描いたタランティーノ監督作。
良くも悪くもラストに掛けてどんどんエンタメ化していくのに、結局バスターズあんま活躍してなくね?って感じで拍子抜けしてしまって、少し期待外れだった。
ただ、ショシャナと仇敵であるランダ大佐の対面や、潜入がばれるか否かの緊張感のある居酒屋でのやりとりなど、無駄話が飛び交うシーンはさすがの魅力があり、ラストシーンよりこっちがハイライトな印象。
もちろんクリストフ・ヴァルツの素晴らしさは言うまでもなく、酷い人間なのに魅力を感じてしまう「ザ・悪役」が観られるのは洋画の醍醐味のひとつだなと改めて感じた。
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