オリジナルトレーラーを先に鑑賞
Almost true story と言っている
ドキュメンタリー好きなので期待値上がらざるを得ない
「ペンタゴン・ペーパーズ」に触発されてウォーターゲート、ニクソン関係の映画を今年は楽しんだ
その〆にふさわしい傑作だった
これから観る人はこの映画だけでも十分楽しめるが「大統領の陰謀」の後なら面白さ倍増
ディープスロートという名の由来、テープの謎の空白18分30秒の真相、
ワシントン・ポスト記者が使った10秒以内に否定しなければ肯定とみなす高度な証言取りテクニックの舞台裏をも暴露している
加えてニクソンの声色、出て来るだけで笑えるキッシンジャー（個人的には彼が一番のお気に入り）、これも笑えるワシントン・ポスト記者等サービス満点
「ベトナム戦争の文句はジョンソンに言ってくれ」との本音
ブレジネフとの和平合意はハロー・ドーリークッキーが一役かった事、
ニクソンもこのクッキーを常習したのでパラノイアになった事、ピースサインの練習シーンなど知られざる事実も楽しい
（監督インタビュー：「こんな事が起きなかったという証拠はない」）
去り行くニクソンにカーリー・サイモンのYou are so vainが
思い切りかぶるラスト
いつもながら最後は同情を禁じ得ない憎めない第37代大統領
You're so vain
You probably think this song is about you
You're so vain
I'll bet you think this song is about you
Don't you? Don't you?
