泰順

LOOP ループの泰順のネタバレレビュー・内容・結末

LOOP ループ(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

難しかった。
よくあるタイムループものは、大体自分が死んだときにある地点まで時が戻る(ハッピーデスデイ、トゥルーコーリングなど)けど、
この映画は、同じ空間に何人も同じ自分がいるから、見てる側からするとどれが「本当の主人公」か分からなくなる。せめてヒントが欲しい。
時空自体がループしていて、本当の主人公がそこにいる(つまり2人ダブっている)のかと思ってたけど、辻褄が合わない…。
この映画は1人で見て完結するよりも誰かと見たり、SNSで考察を探すのが醍醐味なのかも。そういった点では面白いかもだけど、途中理解が追いつかず無念。
結局は愛が選ばれましたみたいなのも少しオチが弱い気がする。
とは言え、ラストもループかもしれないと匂わせる終わりは好き。個人的にはループじゃなくてあってほしい。最初と最後でシーン見比べるとわかるけどそうするのも野暮なのかも。
時間軸のとかの題材だとクリストファーノーランと比べてしまう。テネットとかは映像が凄いから何とか納得できるけど、この映画は少し物足りなさを感じた。
猫が出てるのがよかった。でもかわいそうだから投げないでほしい。
泰順

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