2023-91
時は2019年、人口のほとんどが血に飢えたヴァンパイアになってしまった世界で、血液学者の主人公エドワードは人工血液の研究をしていた。人間に戻る方法を知り、世界を元に戻そうと奮闘する。
ヴァンパイアものだからやっぱりずっと画面が暗い。そしてスプラッター描写が多く、ドロドロした血が大量に流される。グロさは多分マシな方。
ヴァンパイアものとしては新しい切り口の作品。でも中身はそんなになくて、ヴァンパイアが人間に戻る方法をただ探すだけ。2時間だったらキツかったかもけど、1時間半くらいだから観ていられた。
ネタバレあり↓
ヴァンパイアが人間に戻る方法は2つ。1つは、太陽光を数秒浴びること。どういうわけかこれで心臓が再び動き出すらしい。もう1つは、元ヴァンパイアの血を飲むこと。どちらも原理は説明されてないが、後者なら人間に戻れるだけの一定量を献血の要領で集めてヴァンパイアに配れば元の世界に戻せそう。ヴァンパイアのままで生き永らえたい奴らが必ず出てくると思うけど……。
銃の代わりにボウガンみたいなやつを武器としているので少し地味。
ヴァンパイアって怪我しても勝手に治るんだよね？途中で娘がゲスいパパを殺そうとしてたのってめちゃくちゃ無駄骨だよね。だって死なないし……。娘は損しかしてないの可哀想。父親がカスすぎた。
ヒロイン的な立ち位置にいる女が魅力に欠けるのが残念。
イーサン・ホークは普通にイケメンだった。こうして見ると、今もこの頃もそんなに変わってないような気がする。
主人公の弟フランキー役のマイケル・ドーマン、このときは若いね。パトリオットでいい演技をしてたので映画で見かけるとちょっと嬉しいんだけど、この頃は初々しさが残る感じだね。
