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ザ・ルームメイトのcathasのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ルームメイト(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

レベッカがサラの彼氏を後ろから殴るところが大好き。そのままレベッカに殺されて欲しかった。レベッカがまあ元凶なんだけど、サラの彼氏がレベッカを殴ったの普通に強い憤りをかんじた。サラがレベッカ殺したことは何も思わない。正当防衛だし…。現実だと治安のためにそうもいってられないとしても、フィクションだと女同士の問題を男が(自分的に悪だと思った方に問答無用で)正義の鉄槌を下して解決!みたいなの大地雷なんですよね。
サラがレベッカに空砲だけど撃ったあとのレベッカの表情と悲しみに狂い方が見どころの映画だと思いました。この部分の悲しみの溢れ方が核ですね。
これをもっとライトにしたのがイングリッドかな。
ゴシップガールのブレアだったんだね。髪の色違うだけでこんなにシャープでアンニュイな印象になるのか…。
元カレ殺す必要あったか?!風紀乱れてるだけの冒頭友人を痛めつける理由もよくわからなかった。
昔の友達とはなにがあったんだろうなあ。
同性(恋)愛じゃなくて友人として執着する系が(執着ものでは)好きなのでよかった。
レベッカのような親子関係に明らかに問題があったタイプは親から得られるはずだった根源的で究極的で純粋な“人間関係”を求めていて、性行為とかの対価や役割の発生する恋人関係よりも思いやりとロイヤリティだけで構成される友人関係がより代替物として適してるから女をタゲるんだと思う。
サラの中ではどのタイミングで友達じゃなくなったのかな。
姉妹のいる人といない一人っ子の間での友人に対するロイヤリティとか思い入れの熱量さもリアルだと思った。
猫を始末したのだけは許せんね。
教師と元彼は始末しなくてもどうせ相手にされなくて自滅しただろって感じで不思議だった
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