スティクス神父

ハイリスクのスティクス神父のレビュー・感想・評価

ハイリスク(1995年製作の映画)
5.0
香港映画の真髄が詰まった、超弩級のアクション大作。

我らがジェット・リー師父が、有名アイドルのスタントマンを務めていたらテロリストのビルジャックに巻き込まれるというどこかで見たようなストーリーながら、ヘリコプターをビルに突っ込ませて回転させるなどそこはネジがぶっ飛んでるのが香港映画。

実は影の主役を演じたのは本物のアイドルでもあるジャッキー・チュンなのだが、彼もまた一見ヘタレの実はカンフーの達人で、トラックスーツに身を包み、ブルース・リーになり切って怪鳥音を叫びながら戦う姿にファンは度肝を抜かれたとか。それにしても香港映画の登場人物は、基本的に男も女もその辺の一般人にいたるまでカンフー標準装備がデフォである。

しかしジェット・リー師父、カンフーは神業なのは周知の通りだが、ガン・アクションさせてもめちゃめちゃスタイリッシュでカッコいい!現代を舞台にしたジェット・リー作品では、これが最高傑作だと思う。