モカ

レ・ミゼラブルのモカのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(1982年製作の映画)
5.0
これは映画ではなく、1982年にフランスで4回に分けて放送されたテレビドラマを1つにまとめた物〔らしい〕です。

世にレ・ミゼラブルの映像作品は沢山ありますが、この版ではしっかりとしたフランス語が使われているのに加えて、衣服の汚れ具合や洗髪できずにベタついた髪の毛など、19世紀前半の生活の困窮さがリアルに表現されていて自分は特にお気に入り。

自分は毎年年末になるとワインを飲みながらこの作品を観るという、よくわからない習性を持ってるんですけど、今年もまた謎の習慣通りに観賞しました。
特に銀食器のくだりが好きで、あの場面を何度も繰り返してはミリエル司教の優しさを目に焼き付けてます。あの場面だけなら優に100回以上は観ました。

映像は古いし尺は長いし、たぶん誰にも理解されない、本当にただ個人的に好きなだけの作品。
みなさんにもそういう映画があると思います。自分にとってはこれがそう。
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