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苦役列車のmokaのレビュー・感想・評価

苦役列車(2012年製作の映画)
3.0
劇中にもあったように、残りの人生なんて、働いて食ってそれで終わる。だからこそ、この救いようのない退屈な日常に幸せや生きがいを見出せないと、生きていくことなんて価値がないものに感じてしまうのだと再認識させられた。
社会の最底辺の生き様とはどんなものなのかと思い鑑賞したのだが、確かに日々重労働や欲望と闘いながらもがいてはいたが、苦しいのは金銭面や社会的立場だけで、なんでもない食事や趣味の読書を楽しめ、所謂人並みの暮らしをして社会のしがらみで苦しむよりも、かえって幸せなのではと感じた。
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